株式投資 第4版を再度読み終えて



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ジェレミー・シーゲル氏の株式投資 第4版
(長期投資で成功するための完全ガイド)

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を久しぶりに読み返しました。


400ページ近くある文章量とデータの多さに
「どんなことが書かれてあるのだろう?」
と期待し手に取った本です。

内容はタイトル通りの長期投資に関する本でしたが
長く使える優良バイブルでした。

特に私が素晴らしいなと感じたのは第19章
行動ファイナンスと投資の心理学
の内容でした。

株をこれから始めようと考えている方は
真っ先に読んで欲しいと願います。


ここでは「株は安い時に買い、高い時に売る」
という単純な投資がなぜこんなにも失敗するのか?

その答えを心理学、特に群集心理について
わかりやすく解説してくれています。


群集心理とは、自分の考えを優勢、もしくは大多数の
意見に合わせてしまう傾向の心理です。



日本の相場格言では「人の行く裏に道あり花の山」
という言葉があります。

千利休(せんのりきゅう)が言った言葉とも
いわれています。

みんなが行くところではなく、誰もが行かないような
裏山に美しい花が咲いているものだ。

商売でも株でも、みんながやらなかったことをやったり、
みんなと逆のことをやると、大きな成果を上げる
ことができるという意味です。

この格言は米では使われてないのかも知れませんが
重要ですね。


他にも書ききれないほど重要なアドバイスが
書かれており、いくつもの部分でアンダーラインを
引きました。


他の書籍では投資法、テクニックについての
本はいくつもありますが、ほとんどの投資家は
なぜ失敗し、資金を大きく減らしてしまうのか?

まずはこのテーマについて勉強してみることのほうが
遠回りせずにいいと思います。



ですが・・・

これ(儲けるよりも損をしない投資家になるための勉強)
を先にする人はほとんどいないと思います。

その答えも、第19章に書かれてました。


他にも9章156ページ、
配当利回りの高い銘柄は、配当利回りの低い銘柄よりも
パフォーマンスがいい。

161ページ、
PERの低い銘柄は、PERの高い銘柄よりも
パフォーマンスがいい。

章のまとめでは、
長期に渡って配当利回りが高く、PERの低い銘柄を組み入れた
ポートフォリオは、大幅に市場を上回る結果を残せると
(常に上回るわけではないが)結論していました。


普通は、この逆の方が値上がり益が大きくなりそうに
感じますが、正解は全く逆でした。

その答えも本文でわかりやすく説明してあります。


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