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毎月ブログの検索回数1位は「坂本彰」なのですが、2月は「円高
で儲かる企業」という検索回数が1位になりました。
この記事は2010年に作成したもので、かなり古いのですが、検索回
数が急激に増えたので、需要が多いのだと感じます。
そこで今回は、私が今思う、為替の今後について書いてみました。
米ドル/円の為替レートを振り返ってみると、2013年のアベノミク
スが始まる以前は80円前後でした。
2013〜2015年にかけて120円台まで円安となりましたが、2016年に入
ってから円高傾向に転換しています。
その背景には色々あるのですが、転換点となったと感じたのが米国
の利上げです。
利上げが株価に与える影響については長くなるので、下記ブログ記
事を参考にしていただければと思いますが、
関連ブログ 米FRB、9年半ぶり利上げ決定が株価に与える影響
この発表をしたのが2015年12月16日でした。
その後、日銀は2016年1月下旬の日銀政策決定会合で、日本初となる
マイナス金利の導入が決定されました。
この発表後、一時的に米ドル/円の為替レートは再び120円台になり
ましたが、この記事を書いている現時点では111円台です。
現時点では、それ以降政策金利の変化はなく、3月15日に開かれた金
融政策決定会合も現在のマイナス金利政策、量的・質的金融緩和を
維持することを決めました。
さらに米連邦準備理事会(FRB)も政策金利を据え置いていますが、
日銀は今後、マイナス金利の追加引き下げの可能性を示唆していま
す。
一方で、米国は現状好景気を維持していますし、株価も回復してい
るため、2016年以降、緩やかながら金利を上げていくと思われます。
シナリオとしては、両国の金利差が拡大すると思います。
すると、思い出すのが円キャリートレードですね。
円キャリートレードとは、金利が低い円資金を借り入れ、その資金
を外貨に転換して運用する取引のことをいいます。
円キャリートレードは円安要因ではありますが、現実は円高傾向と
なっており、2005〜2007年の時とは状況が違います。
この理由として個人的に思うのは、2015年末からの政策金利の変更
は、日本、米国、お互いが有利な為替相場に持っていこうと競争し
ているように感じます。
で、競争となると、米国の成長に比べて日本は読者様もご存知の通
り、成長には限界があるわけです。
人口減少、高齢化が進み過ぎていますが、それを挽回する手はない
ですし、GDPも横ばい状態のため、外国人から見ると米国へ投資する
のが妥当な判断なのでしょう。
米国国債の格付けは最上位のトリプルAですが、日本国債はA+、
上から5番目となっています。
やはり世界の中心、米国のドルは色々言われながらも世界一信用力
が高いので、ドルが買われているのかなと感じます。
まあ、ドル円のレートは、1971年以前は360円の固定相場制でしたが
1971年のニクソンショック以降、変動相場制になりました。
その後、円安局面もありますが、円高方向に動き続けているわけな
ので、大局的には円高方向に動いていくと思われますが、急激な変
化はないでしょう。
急激な変化を望んでいる人はいませんし、あったとしても対応して
いき、元に戻っていきます。
読者様は、短期的に大きな変化を、永続的な変化だと勘違いしない
ように気を付けてください。
ここを読み違えると、大きく損をして、次のチャンスに乗り遅れる
という投資になってしまいます。
関連ブログ記事 円高で儲かる企業リスト
上記ブログ記事は2010年度の内容で、今とは状況が違いますが、円
高で儲かる具体的銘柄名が書かれているので、是非チェックしてみ
ましょう。
円高局面では、当たり前ですが、原材料や商品そのものを輸入して
いる会社はプラス材料です。
原材料を輸入している会社は多くあり、食料、衣類、家具、原油、
石油製品、非鉄金属などです。
例えば飲食店の場合、原価率は20〜30%ありますが、それを輸入し
ている会社のほうが多く、円高はコストが下がります。
昔、マクドナルドが円高の時代に、ハンバーガーを激安で売りまし
たが、それを思い出していただければと思います。
また、円高は原油や天然ガスの価格も下がるため、光熱費にプラス
となります。
飲食店は光熱費が高く、1店舗あたり毎月数十万円というコストで
す。
私が昔働いていたラーメン屋はガス代だけで月20万円もしていまし
た。
多店舗展開している飲食店にとって光熱費の減少は、業績に大幅プ
ラスです。
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スが始まる以前は80円前後でした。
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ってから円高傾向に転換しています。
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の利上げです。
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その後、日銀は2016年1月下旬の日銀政策決定会合で、日本初となる
マイナス金利の導入が決定されました。
この発表後、一時的に米ドル/円の為替レートは再び120円台になり
ましたが、この記事を書いている現時点では111円台です。
現時点では、それ以降政策金利の変化はなく、3月15日に開かれた金
融政策決定会合も現在のマイナス金利政策、量的・質的金融緩和を
維持することを決めました。
さらに米連邦準備理事会(FRB)も政策金利を据え置いていますが、
日銀は今後、マイナス金利の追加引き下げの可能性を示唆していま
す。
一方で、米国は現状好景気を維持していますし、株価も回復してい
るため、2016年以降、緩やかながら金利を上げていくと思われます。
シナリオとしては、両国の金利差が拡大すると思います。
すると、思い出すのが円キャリートレードですね。
円キャリートレードとは、金利が低い円資金を借り入れ、その資金
を外貨に転換して運用する取引のことをいいます。
円キャリートレードは円安要因ではありますが、現実は円高傾向と
なっており、2005〜2007年の時とは状況が違います。
この理由として個人的に思うのは、2015年末からの政策金利の変更
は、日本、米国、お互いが有利な為替相場に持っていこうと競争し
ているように感じます。
で、競争となると、米国の成長に比べて日本は読者様もご存知の通
り、成長には限界があるわけです。
人口減少、高齢化が進み過ぎていますが、それを挽回する手はない
ですし、GDPも横ばい状態のため、外国人から見ると米国へ投資する
のが妥当な判断なのでしょう。
米国国債の格付けは最上位のトリプルAですが、日本国債はA+、
上から5番目となっています。
やはり世界の中心、米国のドルは色々言われながらも世界一信用力
が高いので、ドルが買われているのかなと感じます。
まあ、ドル円のレートは、1971年以前は360円の固定相場制でしたが
1971年のニクソンショック以降、変動相場制になりました。
その後、円安局面もありますが、円高方向に動き続けているわけな
ので、大局的には円高方向に動いていくと思われますが、急激な変
化はないでしょう。
急激な変化を望んでいる人はいませんし、あったとしても対応して
いき、元に戻っていきます。
読者様は、短期的に大きな変化を、永続的な変化だと勘違いしない
ように気を付けてください。
ここを読み違えると、大きく損をして、次のチャンスに乗り遅れる
という投資になってしまいます。
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上記ブログ記事は2010年度の内容で、今とは状況が違いますが、円
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円高局面では、当たり前ですが、原材料や商品そのものを輸入して
いる会社はプラス材料です。
原材料を輸入している会社は多くあり、食料、衣類、家具、原油、
石油製品、非鉄金属などです。
例えば飲食店の場合、原価率は20〜30%ありますが、それを輸入し
ている会社のほうが多く、円高はコストが下がります。
昔、マクドナルドが円高の時代に、ハンバーガーを激安で売りまし
たが、それを思い出していただければと思います。
また、円高は原油や天然ガスの価格も下がるため、光熱費にプラス
となります。
飲食店は光熱費が高く、1店舗あたり毎月数十万円というコストで
す。
私が昔働いていたラーメン屋はガス代だけで月20万円もしていまし
た。
多店舗展開している飲食店にとって光熱費の減少は、業績に大幅プ
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