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「自社株買い」とは企業が発行した株式を買い戻す施策です。


買い戻した株数だけ発行済み株式数が減るため、1株当たり利益
が向上、同時にPERも低くなることから自社株買いを発表した企
業の株価は上昇します。


さらに、自社株買いを発表した企業は「今の株価は割安だから自
社株買いを実施します」というメッセージをマーケット及び投資
家にも同時に伝えています。


そのため、自社株買い比率よりも株価上昇率が高くなるのが定番
です。


株主還元策では配当と並ぶ好材料であるはずの自社株買いなので
すが、中には株価が上昇しない。


もしくは下落に転じてしまうケースもあるようです。


そんな事例を今回は紹介していきます。


1 取得枠を消化しないケース


自社株買いは発表後に実施していくのですが、中には発表したに
も関わらず、自社株買いを見送るケースや、取得枠のすべてを実
行しない会社もあります。


2017年8月、ヤマダ電機(9831)が4000万株、上限200億円で自社
株買いの取得を発表しました。


買い付け期間は8月4日から18年3月23日まででしたが、最終的に
取得した株は7割程度と未達でした。


16年にはフィスコが初の自社株買いを発表したが、1株も買わな
いまま年末に取得終了を発表したこともあり、有限不実行という
ケースも。


2 悪い決算発表と同時に自社株買い発表


市場予想を下回る決算を発表した企業が、株価の急落を食い止め
るという目的で自社株買いを同時に発表するケースが最近目立ち
ます。


社長としては時価総額の維持や既存株主への配慮など、色々ある
とは思いますが、このタイミングで発表しても喜ぶ投資家はいる
のでしょうか?


また、悪材料の翌日に、自社株買いを目当てに買い向かう株主も
全体のどの程度なのかなと。


正直、悪あがきのように感じますし、株主もそこまで間抜けでは
ありません。


以上、自社株買いの悪いケースを紹介しましたが、定期的に自社
株買いを実施し、株主価値を向上させようと頑張っている企業も
たくさんあります。


その見分け方ですが、企業ホームページのIRニュース等をチェッ
クし、過去の自社株買いタイミングを調べるようにしてください。


それで、ある程度判断できるはずです。


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